スペイン戦はちょっと不満

昨日は一人で秩父宮に行って来ました。観客数 11,465人だそうな。
結構入っていました。「RED OUT」の掛け声がそれなりに浸透していたようで、赤い服や帽子が目立ちました。ジャパンのレプリカジャージの人もかなり沢山いましたね。子どもたちがジャパンのジャージを着ているのも可愛くて。

結果としての点差は 44:29の勝ちでしたが、何だかもう一つピリッとしない。このジャパンとしての練習は4日だけということもあり、ある程度は仕方ない部分もあるのかも知れないとは思うけど。
ririyan21さんの「バックスタンドは晴れ」というブログの感想がかなり的確ですね。

NECファンとしては、箕内選手がベンチ入りせず、浅野・熊谷両選手がスタメン入りせずにリザーブスタートなのは少し残念でしたが、後半には出番があったし。
ジャパンには初キャップの人もいて、やや若手シフト気味でしたが、やはり箕内キャプテン、大畑バイスキャプテンらのベテラン陣も加えたもっと強いジャパンを見てみたかった気がします。

スペイン戦

本当に良い天気!秩父宮に行って応援します。(高校時代の同級生も誘ったけど、都合がつかず残念ながら一人での観戦ですけど)
NECファンとしては、箕内選手がベンチ入りせず、浅野・熊谷両選手がスタメン入りせずにリザーブスタートなのは少し残念ですが、がんばって応援します。真っ赤な衣類は持っていないので、エンジにネイビーブルーのヨセミテストライプのラグジャを着て行きます。「RED OUT」そのものではないけど、許して。

NECx神戸製鋼

トップリーグ第7節、NECx神戸製鋼戦をテレビ録画で観戦しました。雨の花園での壮絶なディフェンス戦でした。(雨天のためか、これだけの好カードでも 2,352人は寂しい...)
前半早々から神戸製鋼が攻め続け、NEC陣内での攻防が続きます。がNECの好守の前に、神戸製鋼はなかなか得点が奪えません。
ルーキーSO安藤の新人らしからぬ落ち着いたプレーもあり、徐々にテンポを取り戻したNECの最初の得点は、前半30分、ドライビング・モールからサイド攻撃したFLサウカワのトライで、5-0。神戸も反撃するものの、PGの3点のみ。少し後にSO安藤が素晴らしいスピードで右に走りこみ、FB窪田から右サイドにパスが渡ってトライかっ、と思われたのですが、惜しくもスローフォワード。結局前半は5-3で折り返しました。
後半が開始されると再び神戸製鋼のFWが激しく前に出て、NECは自陣22m以内に釘付けになります。日本選手権決勝のトヨタ自動車戦をちょっと思い出させるような、激しいディフェンスでしのぎにしのぎ続けたものの、後半18分にはクリブのトライを許してしまいました。ゴールはならなかったものの、これで逆転され5-8。その後も両者の激しいタックルとディフェンスは鈍ることなく、一進一退の息詰まる攻防が続きました。
後半43分を過ぎてロスタイムももうそろそろ時間切れかと思った時、敵陣5mでの神戸製鋼ボールのラインアウトを、NECのLO熊谷が奪取。モールで押し込んだ後、SH藤戸から右に走りこんだFBシェイン・オースティンにパスがつながり、右隅に飛び込んでトライ!ノーサイド直前の劇的な逆転トライで、10-8と辛くも逃げ切った本当に薄氷の勝利となりました。
トップリーグはこの週末の第7節で前半戦を終わり、第8節の12/3まで少し時間が開きます。この前半戦終了時点で、1位は三洋電機(6戦全勝、勝ち点28)、2位東芝府中(5勝1敗、勝ち点26)、3位トヨタ自動車(4勝2敗、勝ち点22)、4位NEC(5勝1敗、勝ち点22)の順位です。ここまでのトライ王はトヨタのアイイで8トライ。(アイイは昨日10/29のセコムラガッツ戦で、4トライを量産しています。)
ちなみに、11/5(土)には秩父宮で日本代表対スペイン代表戦が行われます。「リポビタンDチャレンジ2005 〜2011ラグビーワールドカップ日本招致カウントダウンマッチ〜」ということで、11/18の開催地決定直前の大事な試合になります。日本代表の勝利に向けて、みんなで応援しましょう。

3試合をチェック

このところ2度の海外出張などもあり、Jスポーツ録画がたまっていましたが、今日は3試合をチェックしました。
まず先週10/16(日)のクボタスピアーズNECグリーンロケッツ戦。両チームとも固いディフェンスで息詰まる試合でしたが、NECにミスが多く6-14とリードを許して前半を終えました。しかし後半になってようやくミスの少ない気迫溢れる攻撃が回りだし、後半34分浅野キャプテンの右隅へのトライでようやく逆転。ロスタイムにはSH藤戸のキックをWTB窪田が押さえてトライを追加し、27-17で逆転勝利を決めました。レベルの高い素晴らしい戦いだったけど、両チームとも千葉県で、地元に近い柏の葉開催にもかかわらず、1,580人の観客はさびしいですね。
次にチェックしたのは、同じく先週のトヨタ自動車ヴェルブリッツ神戸製鋼コベルコスティーラーズ戦。前週の神戸製鋼のしぶい勝利があったので、どんな戦いぶりになるか楽しみに見ました。正直のところ、トヨタ有利だと決めつけながら見始めていたのですが、神戸製鋼の気迫が素晴らしい。トヨタのFWがもっとガンガン前へ出て神戸は苦しいかと思っていましたが、全然そんなことはない。192cm/130kgのティアティア、195cm/116kgのフラベル、195cm/104kgの北川キャプテンなど、超大型のトヨタFWに対して、神戸製鋼FWの耐えること、耐えること。じつに素晴らしい勝負でした。前半を17-10でトヨタがリードしていても、行く末がどうなるかは全く判らない感じでした。
後半も白熱の勝負が続きましたが、10分過ぎくらいから神戸製鋼がロン・クリブの2連続トライにつなげて勝ち越し。トヨタが最後に投入したアイイ、レアウェレの秘密兵器によるあわやトライという場面もぎりぎりで止めて、最終的には27-23で神戸の勝利となりました。本当にお疲れ様、凄かったわ、という試合でした。
村上さんのブログでは、下記のような興奮冷めやらぬ記述になっていました。

勝因は神戸製鋼FWの頑張りだった気がする。スクラムも押していたしね。神戸製鋼4点リードで迎えた最後のシーンは天国と地獄が背中合わせの見せ場だったが、大畑、後藤コンビの俊足がトヨタの切り札セコベとアイイを止めるという、神戸ファンにとってはたまらない結末だった。
大畑大介選手は円熟期を迎えている。彼が凄いところは、まもなく30歳という経験を持ちながら、いまだスピードもスタミナも衰えていないところだろう。しかもスピードはトップリーグ随一のレベルだ。惚れ惚れしながら彼の動きを見ていた。セコベに追いついたタックルは、彼にしかできない。 そのほかの局面でも、よくタックルしていた。日本ラグビーは彼を得たことを神に感謝しなきゃいけない気すらした。

この試合は、瑞穂で6,300人と多目の観客だったようです。
で最後は、今日の三洋電機ワイルドナイツ東芝府中ブレイブルーパス戦。全勝対決ということでしたが、先週までの戦いぶりからは東芝の攻撃の破壊力が目立っていて、三洋がどこまで戦えるか、と思いながら見始めました。ところが、始まってみると三洋の出足が素晴らしい。トニー・ブラウンが攻守ともに黙々と素晴らしい仕事をこなし続け、前半30分までで3トライ/3ゴールの21-0というスコア。31分に富岡にトライをとられたものの、24-10で前半が終わりました。
後半になっても三洋が追加点をあげていき、16分には44-10まで点差が開きます。ただ、さすがに三洋も疲れが出てきたのか、24分、30分とバツベイに2連続トライ、その後34分にホルテンにもトライを許し、44-29まで詰め寄られます。ちょっと足が止まってきてヤバイな、と思った瞬間、東芝のミスを突いたFB吉田の独走トライが生まれ、最終的には51-32で三洋電機が激戦を制しました。太田市のグラウンドに集まった6,517人の方は、地元三洋がTL唯一の全勝チームとなった感激に酔われていたことでしょう。
東芝の富岡キャプテンは強気で有名ですが、

試合直前に怪我人が続出したが、ウチは誰が出てもパフォーマンスは変わらない層の厚さに自信を持っています。これらを今日の敗戦の理由にはしたくない。今日のところは三洋がウチを上回っていたということ。
この後、マイクロソフトカップ、日本選手権で戦う時には必ず勝ちたいという大きなモチベーションを与えてもらいました。大変感謝しています

というコメントがTLのサイトに掲載されていましたね。

テレビ放送はなかったのですが、いまサイトをチェックしたら、秩父宮NECグリーンロケッツセコムラガッツは、前半こそ7-13とリードを許したものの、後半は24-3と立て直してNECが31-16で勝っていました。5トライをあげたため、勝ち点5を確保。
これでTL1位は全勝の三洋電機(勝ち点23)、2位が東芝府中(勝ち点21)、3位がNEC(勝ち点18)となっています。ヤコの怪我が長引きそうで懸念されていたNECですが、調子が上がってきたようです。(そう言えば、先週のJスポーツでの解説では、ヤコの復帰は1月くらいになりそう、とのことでした。しばらくあの素晴らしいプレーが見られないのは残念。)

NECxワールド

開幕戦では三洋電機に惜敗し、先週の第二戦でリコーに快勝したNECの第三戦は、花園でワールドとの対戦。村上さんのラグビー愛好日記では、

 今節一番の好カードか。マウ改め真羽、コベーン、スタワーズを並べるワールドFWは強力。箕内、マーシュ、浅野らのNEC・FWとの対決は見モノだ。

とされていましたが、その通り、お互いに激しいディフェンスで見ごたえがありました。
NECが前半から攻め込み続けるものの、ワールドのしつこいディフェンスにてこずり、点差はなかなか広がりません。前半22分にインゴール右隅へのパントを窪田が競り勝ってグラウンディングしてトライ。快速ウイングの復調を印象付けましたが、前半を終わって12-3とセーフティ・リードとは言えません。
後半3分にはPGを決められて12-6となり、その後もなかなか得点にはつながらないまま時間が過ぎて行き、ちょっといやな感じ。25分過ぎになってようやく歯車がピタッと合った感じで、左ウイング石田がトライ。その後28分にも石田がもう一つトライを決めて、突き放し、ようやく勝ちが見えました。
後半の後半にはSH藤戸、SO安藤、No.8日高といった若手を投入しましたが、危なげなく元気なところを見せてくれました。
でもこの好カードで観客2,593人というのは淋しいですねぇ。(今日の花園は1試合目がトヨタサニックス、2試合目がNECxワールドと玄人好みの対戦だったのに。)
詳しい記録はこちらをチェックして下さい。

NEC黒星スタート

2005年トップリーグNEC初戦は、三洋電機と。暑いコンディションの中の死闘でしたが、残念ながらNECは黒星スタート。負けたのは残念でしたが、なかなか見ごたえのあるゲームでした。
THIRDROWさんの神戸のラグビー好きでは、下記のコメントがありましたが、同感です。

THIRDROWの独断と偏見で開幕戦のベストバウトは
本日の「三洋:NEC」戦で「プレイヤーオブザ開幕」は
三洋の「バハホラゥ選手」となりました!
(良いプレー良いゲームありがと〜!)

このゲームも開幕戦につき物の「ミス」はあったけど
「絶対負けへん!」っちゅー意地みたいなモンが
ガンガン伝わってくる内容やった様に思う!

コンナ「意地」みたいなモンが感じられるゲームは
勝敗とは別に両チームに拍手を送りたくなる!
(熱いゲームをありがと〜!)って!

外国人選手たち

村上さんのラグビー愛好日記に、下記の記載があったのを発見。

NECはSOヤコ・ファンデルヴェストハイゼンが故障でしばらく出場できない。これは痛手である。
15日の午後には、17日の試合メンバーが次々に発表されたが、トヨタ自動車のフラヴェル、クボタのロフも怪我などで出場できない。その代わりといってはなんだが、トヨタはFBアイイがトップリーグデビューするし、サントリーは復帰した大久保直弥がLOで出場する。NO8トンプソン、CTBニコラスも注目の外国人選手である。ヤマハ発動機は、レーニー、ウィリアムスと外国人選手を両CTBで出場させ、SH村田、SO大田尾がHB団を組む。神戸製鋼は、1年目のSO山本大介が先発。キック力、ディフェンス力ともに評価が高く、東芝のSO廣瀬との対決は開幕戦の一つのみどころだろう。

NECファンとしては、ヤコの戦列離脱は痛いし心配ですが、他のチームも含めて新戦力の外国人たちや復帰組の大久保直弥選手など、今年のトップリーグは楽しみが増えた感じです。
さぁ始まるね。