NECx神戸製鋼

トップリーグ第7節、NECx神戸製鋼戦をテレビ録画で観戦しました。雨の花園での壮絶なディフェンス戦でした。(雨天のためか、これだけの好カードでも 2,352人は寂しい...)
前半早々から神戸製鋼が攻め続け、NEC陣内での攻防が続きます。がNECの好守の前に、神戸製鋼はなかなか得点が奪えません。
ルーキーSO安藤の新人らしからぬ落ち着いたプレーもあり、徐々にテンポを取り戻したNECの最初の得点は、前半30分、ドライビング・モールからサイド攻撃したFLサウカワのトライで、5-0。神戸も反撃するものの、PGの3点のみ。少し後にSO安藤が素晴らしいスピードで右に走りこみ、FB窪田から右サイドにパスが渡ってトライかっ、と思われたのですが、惜しくもスローフォワード。結局前半は5-3で折り返しました。
後半が開始されると再び神戸製鋼のFWが激しく前に出て、NECは自陣22m以内に釘付けになります。日本選手権決勝のトヨタ自動車戦をちょっと思い出させるような、激しいディフェンスでしのぎにしのぎ続けたものの、後半18分にはクリブのトライを許してしまいました。ゴールはならなかったものの、これで逆転され5-8。その後も両者の激しいタックルとディフェンスは鈍ることなく、一進一退の息詰まる攻防が続きました。
後半43分を過ぎてロスタイムももうそろそろ時間切れかと思った時、敵陣5mでの神戸製鋼ボールのラインアウトを、NECのLO熊谷が奪取。モールで押し込んだ後、SH藤戸から右に走りこんだFBシェイン・オースティンにパスがつながり、右隅に飛び込んでトライ!ノーサイド直前の劇的な逆転トライで、10-8と辛くも逃げ切った本当に薄氷の勝利となりました。
トップリーグはこの週末の第7節で前半戦を終わり、第8節の12/3まで少し時間が開きます。この前半戦終了時点で、1位は三洋電機(6戦全勝、勝ち点28)、2位東芝府中(5勝1敗、勝ち点26)、3位トヨタ自動車(4勝2敗、勝ち点22)、4位NEC(5勝1敗、勝ち点22)の順位です。ここまでのトライ王はトヨタのアイイで8トライ。(アイイは昨日10/29のセコムラガッツ戦で、4トライを量産しています。)
ちなみに、11/5(土)には秩父宮で日本代表対スペイン代表戦が行われます。「リポビタンDチャレンジ2005 〜2011ラグビーワールドカップ日本招致カウントダウンマッチ〜」ということで、11/18の開催地決定直前の大事な試合になります。日本代表の勝利に向けて、みんなで応援しましょう。