日本選手権決勝観戦

NEC連覇記念Tシャツ

NECの連覇か、東芝府中の三冠か、と期待が膨らんだ決勝戦ですが、あいにくの天気。湘南の自宅を出る時には小ぬか雨くらいで、「空は明るいから徐々に弱まるだろう」と軽く考えて秩父宮に向かいました。
12時過ぎに到着すると、既にかなりの人が集まっていました。空はそこそこ明るいものの、雨足は弱まりません。グリーンロケッツ・ポンチョを購入して雨に備えることにしました。席はバック指定席なので、屋根はなし。開始ぎりぎりに席に着きました。
やはり雨のせいか、両チームともキック多用で、なかなかトライにまで結びつかず。NEC安藤がPGを手堅く2つ決めて、前半30分までに6-0とリードし、その後35分に東芝府中もPGを返して、6-3のNECリードで前半を終えました。
後半になって東芝府中のFWがモールでしつこい攻めをより意識するようになったこともあり、NECは反則が増えました。が東芝は好位置のPGをはずし、追加得点がなかなか入りません。NECもPGを1つはずし、追加点がないまま膠着状態が続きました。
しかしとうとう後半18分に東芝がPGを決めて6-6の同点に。NECがやや荒くなり、流れがやや東芝に傾きそうな後半33分、NECの不動の7番マーシュが「故意の反則」でシンビンに。10分退場と言うことは、後半終了までマーシュなしの14人で戦うのか、とNECファンは不安になりました。
このシンビンのペナルティから東芝府中の日原がPGを狙うことになります。「これはヤバイ」と思ったものの、今日の日原は不調でこれをはずし、得点は6-6のまま。しかしシンビンで一人足りないNECは防戦を余儀なくされ続けます。
東芝府中は執拗なドライビングモールを繰り返し、一人不足ながらNECが必死のディフェンスでこれを守り、と 息もつけない攻防が続くうちに時計は後半44分に。ついにマーシュのシンビンが解けて戻って、NECが守りきりノーサイド。日本選手権史上初のノートライゲームで、両チーム優勝となりました。
NECの連覇か、東芝府中の三冠か、ではなく、NECの連覇と東芝府中の三冠が同時に達成された訳です。両チームおめでとう。

朝日新聞に写真が出ていましたので、ご参照を。

試合後にグリロケテントを見ると、「連覇記念限定版Tシャツはいかが?」と叫んでいます。思わず1枚購入してしまいました。左袖には金の星が4つ。それぞれにはJ、M、J、Jという文字が白抜きされているので、日本選手権、MSカップ、日本選手権連覇、を意味しているよう。背中には「連覇」という金文字をバックに、「VICTORY MEMBERS」としてポジション別の全選手名が印刷され(ヤコも含まれてました)、最後には「and Supporters!」と大きな字で書かれています。万一連覇できなかったら、ゴミ箱行きになりかねなかったデザインですが。