NEC日本選手権優勝!!

秩父宮が熱くなりました。NECトヨタ自動車との決勝戦を戦いました。前半はトヨタ陣での攻撃が続くもののなかなか得点できず、逆にトヨタにPGを2つ決められて 0-6 とリードを許します。相手に22mを許さない好守にもかかわらず点差だけが開いていく嫌な展開。だが何とかつなぎまくる展開で、FL大東が左隅にトライし、コンバージョンも決めて 7-6 と逆転に成功。前半終了間際もトヨタゴール前で攻撃を繰り返しますが、トヨタのディフェンスが素晴らしく追加得点が出来ないまま前半を終了しました。
後半早々に絶好の位置でペナルティをもらい、FB白濱がPGを決めて 10-6 と点差を広げるものの、徐々に歯車がかみ合わなくなった感じでトヨタの攻撃が続きます。トヨタのハイパントに対する対応がピリッとせず、大きく攻め込まれる場面が何度もあり、ヒヤヒヤしました。トヨタにトライを決められた時は、あっさりと取られ過ぎでしたよね。
でも後半20分頃からようやくNECのエンジンがまともに動き始め、SO岡野がヤコ、CTBもコニアから水田に交代したあたりから徐々に攻撃がつながり始めました。後半30分に左への展開からWTB窪田が抜けてキックし、この後のこぼれ球をFLマーシュが中央にトライ。再度逆転となりました。この後のトヨタの攻撃は執拗でつなぎまくり、何分間も笛が吹かれないままの時間が続きます。前半終盤間際の逆で、今度はトヨタNECゴール前で攻撃を続けに続け、大ピンチ。ロスタイムになってから2分30秒あまりもの間、モール・ラックをトヨタがつないでの連続攻撃。3次攻撃とか4次攻撃ではなく、18次攻撃までつなぎ続けましたが、ここをNECが素晴らしいディフェンスでしのぎ切り、最終的には 17-13 でノーサイドNECが2年ぶりの優勝を決めました。
逆転、素晴らしいタックル、また逆転、また素晴らしいタックル、という展開で、秩父宮に足を運んだ15,747人の観客を魅了した両チームに拍手。素晴らしいゲームを現場で見られて大満足でした。
http://www.rugby-japan.jp/national/japan/2004/id1271.html

追加:
元NECの川合レオさんのブログで、この試合のことを熱く語られています。是非そちらもチェックして。
http://leokawai.at.webry.info/200502/article_7.html